戸次祥子「分室」レインゲージ (木口木版/3枚組) BEKKI Shoko/woodcut print
¥26,400
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
シートサイズ 215×155mm
(3枚組、フォリオ付き)
木口木版、(雁皮紙にばれん摺り及び洋紙に貼り込み)
2020年 ed.5
3枚目画像 撮影:戸次祥子
3枚一組のプレス機刷り版画集。
1個の版木から(彫り進め、裏面使い)3つのイメージに展開。木版ならではの表現です。一番始めの絵柄は、彫り進めることによって版としては存在せず、最後のステージのものだけが残ります。
グラスの中にあるのは、氷と水 あるいは雨、石、氷山、雪解け水のようでもあり、グラスの中で起こる事象にイメージが膨らみます。
戸 次 祥 子 BEKKI Shoko
【展覧会】
2010 個展(ギャラリーカメリア、東京)
2011 個展(ギャラリー シュタイネ、長野)個展(りほう、京都)/同2013、2015
2012 個展(ギャラリーサンセリテ、愛知)
2013 個展(葉月ホールハウス、東京)
2018 「木と石と水」柄澤齊・田中彰・戸次祥子 三人展(ギャルリプチボワ、大阪)
2019 個展「こんな石を見た」(ギャラリーサンセリテ、愛知)
個展「一顆の山」(WATERMARK arts and crafts、東京)
2020 「版と表現―木口木版画の世界」展(岩崎ミュージアム、横浜)
「共鳴する刻 -しるし- 木口木版画の現在地」(CCGA、福島)
個展「分室」(ギャラリーカメリア、東京)
2021 個展「ムーヴメント」(ギャラリーサンセリテ、愛知
個展「鉱物と稜線」(葉月ホールハウス、東京)
凸版展「版は物語る」(文房堂ギャラリー、東京)
2023 個展「影凛所」(ギャラリーサンセリテ、愛知)
1979年 大阪生まれ。2002年 大阪大学人間科学部卒業。書店員、出版編集等の仕事に携わる。この間、京都造形芸術大学デザイン科通信課程にて、主にグラフィックデザインを学び、徐々に自身の作品づくりに軸足を移す。卒制をきっかけに(2009年~)木口木版を始め、以降、個展やグループ展で発表を続けている。
https://shokobekki.tumblr.com
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・木口木版・
版木はツバキやツゲなどの硬い木。輪切りにして磨いた断面を、"ビュラン"という微細な刃先の彫刻刀で彫る。油性インクをのせ(彫った線が白抜きになる)、バレンまたは平圧プレス機で刷っている。
撮影:戸次祥子
「山を歩いて出会ったものを、木口木版に彫っています。その日の山での諸々を思い出しながら、
一人静かに過ごす夜が好きです。山道や渓流で拾った”石”から始まるいくつかの夢と現。また、里山で見かけたどこか透明なものたちを彫ったシリーズ”影凛所(えいりんしょ)”。くにたちの箱から、お届けします。」
WATERMARKでは4年ぶりの個展。前回は、石とその石にまつわる物語を紡いだ作品展でした。そして今回の新たな石の物語は、さらに 民話、伝説、神話的な要素を内包しています。ぜひ読み解いてください。