戸次祥子画文集「こんな石を見た」BEKKI Shoko
¥1,760
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木口木版画・本文・デザイン 戸次祥子
A5変形(148×195mm)/中綴じ/オフセット印刷/本文モノクロ20頁/外表紙フルカラー/トレペカバー付
【冊子について】
近年、山、とくに石をテーマに木口木版画を制作しています。
「こんな石を見た」は、戸次が山歩きで出会った石にまつわる日記や空想を、版画とテキストで構成したシリーズです。2019年に愛知と東京のギャラリーで発表した7作品に、今回、未発表の3作品を加えて全10作とし、小さな画文集に仕立てました。拙画の隣りに、文筆家でもない私のゆるみだらけの文章など、雑音が過ぎるかもしれません。が、よろしければ併せて、余計であれば隠してご覧ください。
それはそうと、これら石を拾った里山を歩いていると、静かな森や険しい岩場、水や空気の清涼さはもちろんのこと、街の時空間からこぼれ落ち、人々が置き忘れてしまったような、何か不思議で、きらきらしたものをたくさん見ます。これからも、そうしたものを拾い集めて、木口木版に彫ってゆくつもりです。
大量印刷でもオンデマンドプリントでもなく、そう廉価とはいきませんが、極力、一冊ずつに手を尽くし、手触り良く仕上がったように思います。気軽に持ち歩き、気軽に開いてみてください。そしていつか展覧会に足を運んで頂ければ幸いです。
戸次祥子 BEKKI Shoko
HP https://shokobekki.tumblr.com/about
1979年 大阪生まれ。2002年 大阪大学人間科学部(教育学専攻)卒業。書店員、印刷物制作、出版編集等の仕事に携わる。この間、京都造形芸術大学デザイン科通信課程にて、主にグラフィックデザインを学び 徐々に自身の作品づくりに軸足を移す。卒制をきっかけに(2009年~)木口木版を始め、以降個展やグループ展で発表を続けている。
2010 個展(ギャラリーカメリア、東京)
2011 個展(ギャラリー シュタイネ、長野)
2011 個展(りほう、京都)/同2013、2015
2012 個展(ギャラリーサンセリテ、愛知)/同2014、2015
2013 個展(葉月ホールハウス、東京)/同2015、2016、2021
2018 「木と石と水」三人展(ギャルリプチボワ、大阪)
2019 個展「こんな石を見た」(ギャラリーサンセリテ、愛知)
個展「一顆の山」(WATERMARK arts and crafts、東京)
2020 「版と表現―木口木版画の世界」展(岩崎ミュージアム、横浜)
「共鳴する刻 -しるし- 木口木版画の現在地」(CCGA、福島)
個展「分室」(ギャラリーカメリア、東京)
2021 個展「ムーヴメント」(ギャラリーサンセリテ、愛知)