森林が形成されたデボン期をめぐる旅の本、『JUMPING BRISTLETAIL』を発行してから4年、今回は陸から海へ舞台を移し、2024年3月から2025年2月までの1年間の月の満ち欠けと潮の動きを版画にしました。

左側のページには主にその年のイメージと年号がローマ数字、アラビア語、タイ語、漢字など様々な言語で表しています。
右側のページには月(month)と満月と新月(大潮)、半月(小潮)の日にちとその時期のイメージが描かれています。

使い方は人それぞれで、一般的には釣りやサーフィン、星の観察がありますが、ひとつ提案としてまずは自分の誕生日を探してみましょう。その日が満月や新月なら、海は干満差が大きく、潮が引いている時は磯なら岩が海から現れ、普段行けない少し先の海の奥へ歩いて行けたり、そこで隠れた生き物を見つけることもあります。また漂流物も多く浜に打ち上げられ、何かを拾うかもしれません。
半月に近い時は、波の影響が少ない落ち着いた穏やかな海に出会うことができます。もちろん風や天気の影響、地域の違いもあります。

作品集の表紙は、タイトル文字の印字の横に、ワンポイントの模様を、版木で直に摺っています。絵柄は16種類。ご希望の絵柄がありましたら第二希望までお知らせください。メッセージが無い場合、絵柄はお任せいただきます。100冊限定。

『ALMANAC of the Tide and Moon 2024 - 2025』
26 x 18.5cm
本文28p
2024年4月6日初版第一号発行
著者　田中彰
発行　イシノミブックス
Designed by Moeko Tokumoto
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田中 彰　TANAKA Sho https://www.tanakasho.com
1988　岐阜県出身
2013　武蔵野美術大学油絵学科版画専攻
2015　武蔵野美術大学大学院版画コース修了
[個展]
2023 「樹木の航海・南島原・国立・白老」（WATERMARK arts & crafts・東京）
2022　「岩礁」水犀（東京）
　　　「恵比寿湖」NADiff a/p/a/r/t、(東京)
2020　Hovering wind 透明な翅 （WATERMARK arts & crafts・東京）
2019　「町田芹ヶ谷えごのき縁起」(町田市立国際版画美術館・東京)
2018　Reservoir Kopi（NADiff Window Gallery・東京）
　　　 田中彰 作品展（ギャラリーアートグラフ・名古屋）
　　　 旅する木（YUKI-SIS・東京）
2017　無機が有機になるとき（WATERMARK arts & crafts・東京）
　　　 アーティストインミュージアム2017 AiM（岐阜県美術館・岐阜)
　　　 project N 田中彰展「木に人を接ぐ」（東京オペラシティ アートギャラリー コリドール）
2016　樹について（三菱一号館美術館歴史資料室・東京）
[グループ展 他]
2024 VOCA展2024
2022　「第３回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ2022」京都市京セラ美術館
2020　「共鳴する刻［しるし］木口木版画の現在地」CCGA現代グラフィックアートセンター、福島
2019　 Travelers (MAHO KUBOTA GALLERY・東京）
他　展示、レジデンス、ワークショップなど多数