2021/10/22 11:14

◇"before dawn"

夜明け前は、光を待つ時間です。また、暗く視線の先や手元が見えづらい状況で、自身が既に持つものへと意識を向ける時間、ともとらえています。

いま暗い夜でも、また朝が来て繰り返す日々、巡る季節。
ぐるぐると続くなかで蓄積してきたもの。
それらを拾い上げてかたちにすることで、まだ見ぬ光を手繰りよせられたらいいなと思いながら制作しました。

私にとって、きれいな空や懐かしい風景、あたたかい記憶は光です。


制作中はいろいろなことを思い返します。私は窓から外を眺めるのが好きな子どもでした。
いまも変わらず、落ち着いて眺めたものは記憶に残り、そのイメージが制作へと向かわせてくれます。

粉状のガラスを溶かして作品をつくるのは、すこしマットで柔らかい光をもつガラスの表情が、記憶のなかの風景と親和性があるように感じるからです。

私の記憶は他人と共有できないけれど、作品を通じてそれぞれの物語と繋がっていける。それがおもしろいと思います。




◇すきな時間

徐々に空気が冷たくなってきました。
さえざえする秋冬の空気や風景は美しく、今回も何点かモチーフに選んで制作をしています。
しかし、私は寒いのが苦手です。
ガラスは暑くて大変ですね、とよく言われますが、私はデスクワークと水を使った作業が多く、むしろ冷えとの戦いです。
これからの時期は体を温めるお湯や暖房が本当にありがたい…!冷えた手先足先が温まっていくあの時間が好きです。じわじわと熱が移動する感じ。
今は専ら自宅でサッとシャワーを浴びるのみなのですが、銭湯通いにはまった時期もありました。
また、ゆっくり銭湯に浸かりに行きたい!
ちなみに今回、”boiling” ”frozen” "cold come in”は温度の変化を表現したくて作りました。








◇これからやってみたいこと
公共空間に作品をおさめること
(作品が場所の記憶に残せたらなんて素敵だろうと思います)
自分の作品を使って、冊子をまとめること
(ぼんやりとしてまだはっきりとしたビジョンがないが、紙の上で詩や文章と合わせてまとめてみたいという気持ちがあります)




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