岡田まりゑ「菫色を想う」 Okada Marie/ etching, sheet
¥38,500
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一版多色刷りによる銅版画
Copperplate engraving and collage (sheet) with single plate multicolour prints, ed.20
sheet only (image size 205×463mm)
銅版は、銅とインクが反応してしまうので、明るいインクの色をきれいに出すのはとても難しいと言われています。さらに一般多色刷りという高度なテクニックを軽やかに魅せる岡田まりゑさんの銅版画です。
「伝えきれないコトバ」や「気持ち」を自身の心象風景の中に表現しています。
岡田まりゑ OKADA Marie
https://okadamarie.com
横浜に生まれる。 武蔵野美術大学卒業
1992 第1回21世紀プリンツグランプリ展 (94年も)
1995 第29 回文化庁現代美術展
1998 第1回神戸版画ビエンナーレ
2000 さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ
2005 第6回高知国際版画トリエンナーレ展
2008 第4回山本鼎版画大賞展 〈サクラクレパス賞受賞〉
2011 Splitgraphic International Graphic Art Biennial (クロアチア・招待作家)
2012 ノボシビルスク国際版画トリエンナーレ(ロシア,招待作家)
2015 日本の現代版画展(ドブロヴニク近代美術館/クロアチア)
2016 Splitgraphic International Graphic Art Biennial (クロアチア・招待作家)
Tribuna graphic (Cluji napoca art museum/ルーマニア)
2017 19th International Print Biennial Varna (Varna City Art Gallery/ブルガリア)
2021 10th Splitgraohic International graphic art Biennial(クロアチア・招待作家) 他
コレクション
佐喜真美術館、ニュ-サウスウエールズ州立美術館 クルージ国立美術館、ティコティン美術館
岡田まりゑさんとWATERMARK
岡田さんは1990年頃にはすで人気作家でしたので、昔から作品は知っていました。初めてお目にかかったのは、2006年に山本剛史さんの展覧会を開催した際、山本さんのご友人であることから いらしてくださった時です。「この方が岡田さん!」と少し緊張してほとんどお話もできていなかったと思います。その後、他の場所でお目にかかる機会があり、グループ展に何度か参加していただいたり、WATERMARKでの初個展(2014年)をお願いしました。「パステルや絵の具で『描いた』ような版画を作りたい」という岡田さんは、一版多色摺りで、銅版ではかなり難しい淡いトーンの作品を生み出しています。日々の生活で気になるカタチやコトバを掬いとり、鑑賞者にそっと語りかけて、寄り添ってくれる作品です。